

院長インタビュー

医療法人社団Bright Smile 磯原ファミリー歯科
院長:
吉田 和夫
先生
私たちが目指しているのは、患者さまのお口の健康を長期的に維持し、豊かな人生を送っていただくことです。そのためにも、できるだけ歯を削らず、なるべくご自身の歯を残すことが大切だと考えております。
しっかり咀嚼できることは、単に食事をするためだけではなく、身体や心の健康にも大きく関わっていると考えています。
咀嚼が十分にできないと、食べ物をしっかり噛んで飲み込めないため、胃腸への負担が大きくなります。また、これまで多くの患者様を診てきた経験からも、噛めない状態が長く続くことで、身体的な影響だけでなく精神的な影響も現れてくると感じています。
認知症を患われている方の多くは、歯の本数が少なかったり、十分に噛めない状態であったりするケースが少なくありません。もちろん、それだけが原因ではありませんが、「噛めること」が健康維持にとって大切な要素の一つであることは間違いないと思います。
また、歯を失うことで、その前後の歯が傾いたり、噛み合う歯が伸びてきたりと、お口全体のバランスも崩れてしまいます。その積み重ねが、やがて全身や精神面にも影響を及ぼしていくのではないかと考えています。
だからこそ、歯を失った場合には、そのままにせず、何らかの補綴治療を受けることが大切だと思っています。
まず大きいのは、痛みなくしっかり噛めるようになることです。
食事を楽しめるようになることはもちろん、身体的な負担も軽減され、毎日の生活がより快適になります。
そして、それと同じくらい大きいのが「見た目」の変化です。
保険の入れ歯では金属のバネが見えることを気にされ、人前で笑うときに口元を手で隠してしまう患者様も少なくありません。
しかし、スマイルデンチャーのように金属が目立たない入れ歯であれば、口元を気にせず自然に笑えるようになります。
「思い切り笑えるようになった」「人前で話すことに自信が持てるようになった」という変化は、その後の人生を明るく前向きなものにしてくれると感じています。

保険の部分入れ歯では、金属のクラスプを歯にかけて維持する構造が一般的です。
しかし、長期間使用していると、クラスプをかけている歯に負担がかかり、その歯が弱くなったり、揺れてしまったりすることがあります。
もしその歯を抜歯することになると、今度はさらに手前の歯にクラスプをかける必要があり、その繰り返しによって、部分入れ歯が徐々に大きくなってしまうケースもあります。
もちろん、これは現在の保険制度や使用できる材料の範囲では、ある程度やむを得ない部分でもあります。
だからこそ、できるだけご自身の歯を長持ちさせたいという方には、自費診療やスマイルデンチャーをご提案しています。
まずは患者様の全身状態やご希望を確認し、インプラントが適応できるかどうかを判断します。
経済的なご負担や外科手術への不安がなく、十分な骨量がある場合には、インプラントと入れ歯、それぞれのメリット・デメリットをご説明した上で、ご本人に選んでいただきます。
両者の大きな違いは、着脱式か固定式かという点です。
スマイルデンチャーをご案内すると、「こんなに費用をかけるのに外せるんですか?」と驚かれる患者様もいらっしゃいます。
しかし、着脱できることには清掃しやすいという大きなメリットもあります。
その上で、外科手術を希望される方はインプラントを、手術は避けたいけれど保険の入れ歯には抵抗があるという方には、スマイルデンチャーをご提案することが多いですね。

パンフレットや院内ポスターなどでご説明することも大切ですが、私が最も大切だと思っているのは、「実物を見て、触っていただくこと」です。
実際にスマイルデンチャーを手に取っていただき、「見てください、触ってみてください」とご案内すると、多くの患者様が興味を持ってくださいます。
見た目の自然さや薄さ、軽さを実際に体感していただくことで、治療後のイメージを持ちやすくなるからです。
その場でメリットをご説明し、ご自宅でもゆっくり考えていただけるようリーフレットをお渡しすると、多くの患者様がスマイルデンチャーを選択されます。
欠損本数が多い場合には金属を併用したタイプをご提案することもありますが、「見える部分ではなく、見えない裏側に金属を配置することで、たわみを防ぎ、安定性を高めています」と理由をご説明すると、多くの患者様にご納得いただいています。
患者様に安心して選んでいただくためには、「なぜこの治療が必要なのか」を丁寧にお伝えすることが何より大切だと思っています。
入れ歯は装着して終わりではありません。
セット時には、痛みが出そうな部分や噛み合わせを細かく確認・調整した上でお渡しします。そして、必ず再診の予定を立て、装着後の状態を確認しています。
約半数の患者様は調整なしでも問題なくお使いいただけますが、残りの方は1〜2回程度の調整が必要になることがあります。
多くは、義歯が少し深く当たる部分や、噛み合わせがわずかに高い部分を調整する程度で改善します。
一方で、装着後に来院されず、「痛いから使わなくなった」と数年後に来られる患者様もいらっしゃいます。
しかし、そのようなケースでも適切に調整を行えば、再び快適に使用できるようになることがほとんどです。
だからこそ、治療後の調整やアフターケアは非常に重要だと考えています。
自費診療である以上、その費用に見合う責任を持ち、最後まで患者様を診ることを大切にしています。
どの治療であっても、患者様が最終的に満足し、納得して帰っていただけることを目標に診療を行っています。
入れ歯で悩まれている方の多くは、歯ぐきが大きく痩せてしまっているケースが少なくありません。
そのような場合、型を採って数回で完成し、すぐに快適に使えるというものではありません。
痛みがなくなるまで根気よく調整を重ねること、そして患者様にも「一緒に良い入れ歯を作っていこう」という気持ちで通院していただくことが大切です。
また、歯科医院選びも重要です。
患者様のお口の状態をしっかり把握し、痛みがなくなるまで責任を持って調整してくれる歯科医師を選んでいただきたいと思います。
患者様の努力と、最後まで責任を持って診療する歯科医師。その両方がそろって初めて、本当に満足できる入れ歯が完成すると私は考えています。

磯原ファミリー歯科
https://isohara-f.com/info02.html
茨城県北茨城市磯原町磯原2-206
(JR常磐線 磯原駅西口より徒歩5分。北茨城郵便局沿い、磯原木材さん隣)
0293-43-5919
日曜・祝祭日
隣接し9台駐車可(身障者用駐車スペースも1台あり・総バリアフリー)